鱈(タラ)のピリ辛みぞれ汁

鱈は魚偏に雪と書くように、雪の降る時期に漁獲する、大きくて脂ののった冬がとても美味しい魚とされています。冬大根は寒さから守るために糖分が増し、甘くて瑞々しくなります。そんな美味しいところ食材を、麹の甘みを活かした「麹が多いこがね味噌」で仕立てました。

鱈を油で焼いて旨味を閉じ込め、おろすと甘みが増してふわふわになる冬大根との合わせは、味に深みが加わります。冬大根の温め効果も絶大で、さらに生姜を効かせました。
口が大きく、お腹も大きいことから例えられたように、ぜひ余すことなく「鱈腹(タラフク)」お召し上がりください。

鱈(タラ)のピリ辛みぞれ汁

材料

4人分 
 
生タラ...
300~320g
塩...
3g
サラダ油...
小さじ2
大根おろし...
120g
大根の茎...
40g
すり生姜...
適量
水...
800cc
▪ 酢重だし...
2袋
▪ 麹が多いこがね味噌...
60~66g
七味唐辛子...
適量

作り方

  1. (調理時間:約30分)

    1. タラは軽く水気を取ってから塩を振って10分程おく。

    2. 大根おろしはザルに入れて水気を切っておく。大根の茎は5mm幅に切る。

    3. 1の水気を取り、食べやすい大きさに切る。フライパンにサラダ油を入れて火を点け、軽く焼き目が付くまで両面を焼いて、バットなどに取り出しておく。

    4. 鍋に水と「酢重だし」を入れ、強火で沸騰させてから中火にして3分煮る。だし袋は穴開きお玉などを使い、箸で押さえて汁気を切ってから取り出す。

    5. 4に3を入れ、沸騰してから弱めの中火で2分程火を通し、大根の茎を加える。

    6. 5に「麹が多いこがね味噌」を溶き入れ、すり生姜と大根おろしを加える。

    7. 6がひと煮立ちしたらお椀に注ぎ、七味唐辛子を振る。

    ※ 甘塩タラを使う場合は、味噌の量を調整してください。
    ※ 暖かい季節の大根は辛みを含んでいるため、7の煮る時間を長めにしてください。
    ※ お子様や辛いのが苦手な方は、七味唐辛子を除いてください。