毎月30日は「味噌の日」です。
三十日が【みそか】と読まれることから、全国味噌工業協同組合連合会が毎月30日を「味噌の日」と定めました。酢重正之商店では、旬の食材を使った味噌汁を毎月30日にご紹介しています。
今月は、「手作り田舎味噌」を使って、北海道の郷土料理、石狩汁をご紹介いたします。
石狩鍋は、北海道・石狩市が発祥の味噌を使った郷土料理です。明治時代、秋になって石狩川を遡上してきた秋鮭を収穫する漁の合間に、新鮮な秋鮭をぶつ切りにして食べていた漁師たちの料理が原型となり、時代を経て現在の汁ものになったとされています。野菜とともにアラごと煮込んだ豪快な鍋で、秋鮭が「秋味(あきあじ)」とも呼ばれることから、石狩鍋のことを秋味鍋ともいいます。
「手作り田舎味噌」は麹に特徴のある甘みのある味噌です。北海道は寒冷な気候のため、麹を使った保存食が豊富なので、天然醸造で作られた麹たっぷりの「手作り田舎味噌」がおすすめです。
前回の芋煮汁と同様に、今回もだしを使っていません。牛乳とバターでコクのある風味を旬の秋鮭とともにお楽しみください。
旬の秋鮭を使ってもう一品。
今回は「鮭フレーク」をご用意しました。酒、みりん、塩だけで作れますので、鮭の美味しいこの時期に手作りしてみてはいかがでしょう。冷凍庫で保存すれば1ヶ月ほど日持ちがしますので、多めに作り置きして食卓の常備菜としてお役立てください。