毎月30日は「味噌の日」です。
三十日が【みそか】と読まれることから、全国味噌工業協同組合連合会が毎月30日を「味噌の日」と定めました。
酢重正之商店では、レシピ開発担当の女将が、旬の食材を使った味噌汁を毎月30日にご紹介しています。
合わせ味噌で作る「薩摩汁」
鶏肉を使った全国でも数少ない味噌汁「薩摩汁(さつまじる)」をご紹介いたします。
薩摩汁は鹿児島県の郷土料理の一つで、薩摩鶏を使うところから鶏肉と具沢山の味噌汁を薩摩汁と言われています。
場所によってはさつま芋、またはかぼちゃを入れますが、基本は里芋を使うようです。
鹿児島では鶏をしめて煮て食べる風習は古くからあったそうで、闘鶏が禁止されてからは祝いの席や来客時、また体を温めて栄養も豊富なため、通年に渡って食べられています。
豚肉や牛肉を使う味噌汁はありますが、鶏肉を使った味噌汁は全国でもめずらしく、その美味しさは絶品です。
本来の麦味噌の代わりに酢重の大甘口味噌「吟醸味噌」と、中口の「長期熟成信州赤味噌」で丁度いい甘みに仕上がります。
15割の糀で熟成された「吟醸味噌」と、赤味噌の「長期熟成信州赤味噌」を合わせて甘味とコクのある味噌にしました。野菜の旨味を引き出すことで鍋の中でしか味わえない甘味が生まれます。調和のとれた味噌で肉だけではない食材ともお楽しみください。
鶏もも肉を使ってもう一品「鶏の照り焼き」
鶏肉料理の中でも人気の高い、鶏の照り焼きを酢重の「とり焼きのたれ」を使って本格的な味に仕上げました。
酢重の職人が本枯節と利尻昆布を隠し味に、綿密な配合で作り上げた特製たれです。
煮物やきんぴら、そぼろ等にもお使いいただける酢重いち押しのたれを、ぜひお試しください。