毎月30日は「味噌の日」です。
三十日が【みそか】と読まれることから、全国味噌工業協同組合連合会が毎月30日を「味噌の日」と定めました。酢重正之商店では、旬の食材を使った味噌汁を毎月30日にご紹介しています。
今月は、「二年熟成味噌」を使って、夏の疲れを整え、秋に向けて薬膳を取り入れた味噌汁をご提案いたします。
「二年熟成味噌」は、ふた夏という長い時間をかけ、天然蔵でじっくり熟成させた信州味噌です。自然発酵ならではの酸味と香りがしっかり感じられます。
今回は薬膳のなかでもこの時期に合う食材を選びました。「舞茸」は、「疲れた体に気を入れる」と言われているきのこです。体の疲れをとり、体調をリセットしてくれます。また、中国で生薬として使われている「クコの実」は、夏の強い日差しと紫外線で受けた眼のダメージを回復させる効果があり、「長ねぎ」は冷えた体を温め、血行をよくし、体力向上に役立ちます。
熟成味噌はキノコとの相性がとてもいい味噌です。健康にも配慮しつつ、季節の変わり目を感じさせてくれる味噌汁です。
一度の味噌汁で「舞茸」を使い切るのはなかなか難しいもの。そこで残った具材でもう一品。今回は主食となる「舞茸とクコの実の炊き込みご飯」をご用意しました。味噌汁に使った「舞茸」と「クコの実」を加え、解毒作用があり、コクが出て香りのよい「ごぼう」と一緒に炊き込みます。味噌汁と炊き込みご飯で、夏の疲れを取り、秋の訪れを楽しんでみてはいかがでしょうか。